緑×建築×くらしのデザインフォーラムに登壇しました

株式会社花音の森の代表・堀久恵です。
先日、東京都公園協会主催 の「緑×建築×くらしのデザインフォーラム」に登壇し、植物と暮らすことの意義 についてお話しさせていただきました。
今回のフォーラムは、都市の緑化や建築デザイン、持続可能なまちづくりについて、建築・庭づくり・デザインの専門家 が集まり、それぞれの視点からディスカッションを行う貴重な場でした。
フォーラムの概要
■ フォーラムの概要
- イベント名:緑×建築×くらしのデザインフォーラム
- 主催:東京都公園協会
- 後援:練馬区 環境部 みどり推進課 / 公益財団法人練馬区環境まちづくり公社
- 開催日:2025年2月24日(月・振替休日)
- 会場:練馬区 田柄「あきない・なりわい住居 種音(たね)」
- 登壇者:
- 青木 純 氏(株式会社まめくらし 代表取締役)
- 大島 芳彦 氏(株式会社ブルースタジオ 専務取締役)
- 正木 覚 氏(エービーデザイン株式会社 代表取締役)
- 堀 久恵(株式会社花音の森 代表取締役 / 日本ガーデンセラピー協会 専門講師)
- テーマ:SDGsやNbSなど、環境への意識が高まるいま「都市の緑」の効果や、くらしの幸福度(well-being)向上などの価値に注目が集まっています。昨年、練馬区・田柄に誕生した「あきない・なりわい住居 種音」から、「緑と建築とくらし」のデザインについて発信します

■セミナーの様子は、東京都公園協会のYouTubeにてご覧いただけます
めんどくさいと敬遠される緑とどう付き合う?
今回私は「緑と暮らし」をテーマに、めんどくさいと敬遠されがちな緑とどう付き合うか?をお話ししました。
植物は単なる装飾ではなく、気温の調整・空気の浄化・ストレス軽減 など、多くの効果をもたらします。
それはわかっていても、めんどくさくて大変なもの…という印象がある方も多いのが実際のところ。
緑との付き合い方は、興味があるところから・かいつまんでいいとこ取りがおすすめ!
できた!という成功体験を積み重ねることによって、自分流の緑の楽しみ方が見つかるのではないでしょうか?
私はそんなお手伝いができたら嬉しく思っています。

(私の師匠でもある、正木覚先生)
フォーラムを終えて思ったこと。
今回、建築や都市デザインの専門家の皆さんと一緒にお話しすることで、改めて「植物はただの装飾ではなく、建築や暮らしと深く関わるもの」だと実感しました。
また、都市緑化の取り組みは「ただ緑を増やす」だけでなく、「緑と暮らしをどうやって楽しく共存するかの仕掛け作り」 が大切だと再認識する機会にもなりました。
単に緑を植えましょうでは、誰が管理するの?と他人事になってしまいますが、それをいかに、これは私たちの緑!と自分のことにできるか。
そして、家を作る・店を作る等、建築をデザインする時点で、緑をどう取り入れ、住んでいる人がどう活用し、管理するか。
そんな暮らしをロングスパンで計画することが、建築にも庭づくりにも、今後ますます必要になると、私は思っております。
でも、特に緑に関しては、気候変動の影響を受けやすく。。。
今まで経験したことのない自然の猛威に遭遇する機会も増えましたよね。
そんな、計画通りにはならないこともあるので、臨機応変に対応していく能力も、また必須だったりします…笑
マニュアルのない、自然だからこそ、魅力的なのかもしれません。

東京練馬区・種音(たね)について
今回の会場となったのは、東京練馬区にある、種音(たね)。
漬物屋さんとして代々続く場所に新たに作られた、「あきない」や「なりわい」と「くらし」が融合する、店舗件賃貸住宅です。
店舗だけでもないし、住宅だけでもない、なにをやってもいいって、新しいくらしの形ですね。
また、お天気のよかったこの日、庭と建物をつなぐ縁側に住民の方が集まり、自然と交流が生まれている様子が見られました。
植物には、人の心をほぐし、コミュニケーションを生み出す力があります
「植物のある暮らし」が、人と地域をつなげる可能性を改めて感じました。

実は、私もここのお庭作りに関わらせてもらっているので、今後どうお庭が成長していくか、楽しみに見守りたいと思います!
🌿 セミナー・講演のご依頼について
緑化、ガーデンデザイン、植物と心の関係などの講演や、植物研修を承っております。
🎤過去に実施したセミナーテーマ例
「植物と心の関係」 〜ガーデンセラピーの視点から〜
「緑がある暮らしの価値」 〜心地よい住まいをつくる緑のデザイン〜
「日本一暑い街でエアコンに頼らず暮らす庭づくり」 〜環境・健康・地域活性化の観点から〜
企業研修・行政向けセミナー・オンライン講座など、幅広く対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。