花音(カノン)という名前に込めた想い|花音の森ができるまで(1)
こんにちは。熊谷市で庭づくりをしている花音の森(カノンノモリ)の代表・堀 久恵です。
よく「どうしてこの仕事をしようと思ったんですか?」と聞かれます。
実は、まっすぐに来たわけじゃなくて、この形に辿り着くまでには、遠回り?紆余曲折していまして。
ピアノ、英語、お花屋さん、会社員、起業、花音の森を作るまで——順番に振り返ってみます。
子供時代は音大を目指していました
子どもの頃はピアノを習っていて、なんとなく、音大に行くものだと思っていました。
でもある時期から、そこまでの熱量が自分の中になくなってしまって。
高校三年間の担任が英語の先生だったこともあり、もう少し英語を勉強したら?と勧められ、学習院女子短期大学に進学し、英語を専攻しました。
中学校教員の資格を取ったり、オーストラリアに短期留学もして、楽しかったのですが。。
心のどこかではずっと「私はこの先、何をして生きていくんだろう」と考えていた気がします。
タウンページで、花屋さんに一軒ずつ電話をかけた

時代は超がつく就職氷河期でした。
就職活動をしながら、企業に入るより、手に職をつけたいと思ったある日、ふと「そうだ、お花屋さんになろう!」と閃きました(笑)。
5年間、華道部ではあったけれど、花に詳しかったわけでもなく、ほとんど思いつきです。
それでも動くのだけは早くて、タウンページを開いて、社員として雇ってくれる生花店を一軒ずつ電話して、探しました。
卒業後は、生花店で働きはじめ、花束やアレンジ、ウェディングの装花をやったりと、大忙しでした。
ただ、お花屋さんは休みがなさすぎました。
もっといろいろ勉強したいのに、その時間がどうしても取れない。
一度、時間の決まった働き方をしてみようと思い立ち、三井住友海上に入社して、事務職に就きます。
時間は花屋の時より、自由でした。
20代は、植物のこと、アロマセラピーや庭づくり、ハーブについても、積極的に勉強しました。
今の花音の森の土台は、だいたいこの頃に散らばっています。
20代で体感した健康の有り難み

三井住友海上での仕事そのものは、楽しかったんですが。
ビルの中で一日を過ごす息苦しさと、冷房の寒さがどうしてもこたえました。
お昼休みは外に出て体を「解凍」しないといけないくらいで、体調を崩してしまいます。
今思えば、若さを過信しすぎて、生活そのものも、自律神経を乱してしまったんだと思います。
そこで初めて、若いからって無理はできない・健康って当たり前じゃないんだと痛感しました。
そんな私を立て直してくれたのが、ハーブと、土に触れる時間だったんです。
この経験をしたことで、お花屋さんよりももっと大きく、植物の意義を考えるようになりました。
『植物は心身にどんな作用をもたらしてくれるか、もっと知ってほしい』
そんな気持ちから、2008年、自分で小さく教室とお花の販売を始めました。
その時の屋号が花音(カノン)です。
花音に込めた想い

花音(カノン)という名前には、二つの意味を込めています。
ひとつは、花の音。
植物の声は、耳には聞こえません。
それでも私は、花にも植物にも声がある、といつも思っています。
植物は、自分で歩いて逃げることができません。
植えられたその場所で、生きていくしかない。
だからこそ、抗菌の力を身につけたり、花を咲かせて蜂を呼んだり、逆に虫を遠ざける術を持ったりして、自分の身を守りながら生きてきました。
その声を拾って、植物と共に暮らしていきたい。
花音の「音」には、そんな気持ちを込めています。
もうひとつは、音楽のカノン。
同じ旋律を少しずつ追いかけて、重ねていく輪唱です。
ここから、緑を楽しむ暮らしの輪がゆっくり広がっていく。
そんな景色を思い描いて、この名前をつけました。
次回は、この小さな教室が、どうやって「植物のある暮らしを体験できる場所」になっていったのか。
エアコンなしの家に行き着くまでの話を書きますね。

花音の森が実際につくった庭は、こちらでご覧いただけます
→ 施工例一覧 https://www.kanonnomori.com/category/works/
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秋は日程が埋まりやすいので、気になる方はお早めにどうぞ。


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