植えて終わりにしない!見沼園と花音の森が歩んだ5年間の伴走型ハーブガーデン運営事例
こんにちは。熊谷市で庭づくりをしている花音の森(カノンノモリ)の堀です。
今日は、2022年から続いているハーブガーデンの取り組みについて、ご紹介させてください。
植えて終わりにしない庭づくり
花音の森が大切にしていることのひとつが、「植えて終わりにしない」ということ。
植物は植えた瞬間が完成ではなく、そこからが始まりです。
どう育てるか、どう使うか、その知識と仕組みがなければ、せっかく作った庭も数年で荒れてしまいます。
だからこそ、花音の森では施工だけでなく、その後のサポートを含め、一緒に庭を育むことを大切にしています。
個人宅はもちろんのこと、団体や法人でも同じように、この考え方を基本として、プランを立てています。
行田市の社会福祉法人・見沼園のハーブガーデン作り
2022年5月、埼玉県行田市にある社会福祉法人・見沼園様から相談をいただきました。
「利用者のために、ハーブを育てられる場所をつくりたい」という言葉が、この5年間の始まりでした。
単に景観を整えたいということではなく、ハーブを育てて加工するなどして、利用者の工賃につながる仕組みを作りたいとのことで、私はお話しを伺って、わくわくしたことを今も覚えています。
(代表の方は、え!広すぎるし、草とか虫とか心配だらけなのに!っておっしゃってましたが…笑)
まずは、マスタープランの作成からスタート。
何を植えるか、どう植えるかはもちろんのこと、これを誰が育てて管理して、利用者の工賃にするか。
その道筋作りを一緒に考えていきました。

とにかく広い!この写真の部分で600坪以上あります。
以前敷地には建物があり、木がありました。
建物は処分ですが、木はせめて土に戻したいと思ったので、土壌改良に再利用することにしました。

こちらもすごい量でした…(笑)
この状態が、今は

ハーブがそよそよ心地良さそうにするまでに、成長しております!
庭を維持するのは、植物じゃなくて人だから。
私は、プロジェクトの成否を分けるのは、現場で利用者を支える見沼園のスタッフの力だと考え、ハーブガーデンを作った後の年間サポートをセットでご提案しました。
利用者さんが活用できるようにするには、まずはスタッフがハーブを知っていることが不可欠だからです。
月1回の定期訪問で、見沼園の方々と一緒にハーブガーデンに入り、午前は剪定や除草などの管理の実践、午後はハーブの活用方法を学ぶ時間を設けました。
実際に学びながら管理していく仕組みを目指しています。
できるところはオートメーション化をしますが、やはり人の手は不可欠です。
とは言え、暑い中での除草、虫との格闘、業務が増えたと感じてしまえば長続きしません。
だからこそ、季節のハーブでスワッグを作ったり、ハーブティーの入れ方を学んだり、育てたハーブがどう使えるかの体験を大切にしました。
例えば、ラベンダーを収穫して


午後はラベンダーバンドルを作り、保護者の方へプレゼントする
といったように、採れたハーブの使い道を知ることで、植物が「仕事」から「楽しみ」に変わっていくから。
1年目は「これは草ですか、ハーブですか?」とおっかなびっくりだったスタッフの方々が、最近では大きいスコップを手に土を耕す姿も、頼もしくなってきました♪
また、利用者さんも作業に参加して、楽しそうにしている様子も見えます。
一気に変えると大変なので、まずは小さな変化で十分!
持続可能な形になっていく道のりをサポートできていたら、私も嬉しいです。
4月はよもぎ団子を作りました

今月は、ハーブガーデンで栽培しているよもぎを使って団子を作りました。
プロジェクト開始時に、代表の方がおっしゃっていた「昔、この場所に生えていたよもぎで団子を作った。また食べたい。」を今回叶えることができました。
自分たちで育て、見守ってきた植物を、自分たちの手で価値に変える。
その体験が、スタッフの方の心身の健康づくりに、そして、利用者の自立支援につながっていくと信じています。
花音の森にできること

施工から運営まで伴走できる。それが、花音の森の強みです。
土地の条件や目的に合わせた植栽の設計・施工から、スタッフへの継続的な研修、そして植物の活用方法まで、一貫してサポートします。
「こんな土地があるけど、どう活かせばいいかわからない」「植物を使った取り組みを始めたいけど、続けられるか不安」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。





